日本ブリーフサイコセラピー学会

日本ブリーフサイコセラピー学会 第33回 岡山大会
The Japanese Association of Brief Psychotherapy Annual Meeting

ワークショップ

8月26日(土) 12:30~17:30

大会ワークショップのご案内

  • 申し込み状況により、受付を締め切るコースが出てくる場合がございます。
  • 本ワークショップは、①臨床心理士資格取得後の教育・研修機会、②日本精神神経学会 専門医単位(B群) として申請予定です。
  • 申し込み後に選択コースを変更することはできませんのでご了承ください。また,大会日程の都合上,原則,演題発表者はワークショップの参加ができません。もし演題発表予定でワークショップ参加を希望する場合は事前に事務局(okayama2023@jabp.jp)までご相談ください。

ワークショップの参加申し込みは「参加申し込みについて」のページにてお願いします。

1 ブリーフセラピー入門
佐々木誠(岩手大学)
遠山宜哉(岩手県立大学)

ブリーフセラピーという単一の心理支援法があるわけではありません。しかし、ブリーフセラピー的な考え方はいくつか挙げることができます。 “ジョイニング”、“課題”、“リソース”、“コンプリメント”、“質問”、 “協働”、 “解決像”、 “聞くこと”、“外在化”…。今回は、これらをご紹介し、お好みのものをお持ち帰りいただこうという趣向です。ただし、演者たちのオリエンテーションが解決志向アプローチ(Solution Focused Approach;SFA)ですので、そちらに寄るのはご容赦ください。 議論やワークを通して“腑に落ちるブリーフ”を目指します。どうぞご参加ください。

【定員100名】
※定員に達したため受付を締め切りました。

2 医療におけるブリーフセラピー
市橋香代(東京大学医学部附属病院)
加来洋一(長崎こども・女性・障害者支援センター)

ひと口に医療と言いましても、診療科の多様性、入院や外来、訪問などの治療設定などさまざまです。今回はチーム医療に焦点を当てて、ブリーフセラピーの考えを活用した多職種連携について取り上げたいと思います。さまざまな立場の参加者とチーム医療を有効(円滑)に進めるコツについて、色々な視点から話し合う機会になればと思っております。
例えば、
・医師の立場を医師自身も含む各職種が活用するコツ
・地域を含め、チームの支援者それぞれの持つリソースを見つけるコツ
・職場の士気を維持するコツ
・危機介入
・そのほか当日思いついたこと など
医療現場だけでなく、組織で活動する時のヒントが詰まった企画になる・・・予定です。

【定員80名】

3 教育におけるブリーフセラピー
坂本真佐哉(神戸松蔭女子学院大学)
喜多徹人(神戸セミナー)

ブリーフセラピー領域では、個人の内面奥深くに原因を求めるというよりも、関係性を意識した形で、あるいは関係性を用いて働きかける実用的な支援を目指していると言えるでしょう。講師らは、システムズアプローチ、ソリューション・フォーカスト・アプローチ、ナラティヴ・セラピーなどの考え方を用いて長年地元神戸の研究会で研鑽を積み、主に教育現場での実践を重ねてきたフツーの教員(カウンセラー)たちです。
このワークショップで扱う内容は、(1)不登校の子どもをどのように理解し、家族や学校関係者をどのように支援するのか、(2)保護者対応のスキル~モンスターペアレンツにさせないために~、(3)生徒のやる気を引き出す面談の技術、(4)発達障碍傾向を持つ生徒とその保護者への対応、などを考えていますが、変更の可能性もあります。
参加を期待しているのは、学校教員、養護教諭、スクールカウンセラー、その他教育関係での支援に関心のある方たちを想定していますが、実際に不登校の問題などにすでに対応されている方は特に歓迎します。少し突っ込んだ議論ができるからです。
当日はそのように少々突っ込んだ議論やロールプレイを用いた演習などで知識というよりは体験的に学べる場になることを期待しています。

【定員80名】
※定員に達したため受付を締め切りました。

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